本格的な冬になりました。いかがお過ごしですか?
先日ある方と話していたら「欧米でよく使われているソフトウェアツールと日本で使われているもので、利用頻度が大きく異なることがよくある」という会話になりました。
バイオ関係では、M(仮名)という汎用統計処理ソフトもそのひとつです。Bioinfomatics関連のライブラリがかなり充実しているのですが、日本では自動車業界が中心になっており、そういった工業的な設計支援や検証以外で使われているのをあまり見ません。
DNA配列データなどのデータのハンドリングだけに目が行き過ぎていて、データマイニングまで手がまわっていないのが実情のような気がします。
貴重なデータを単に公開するだけで終わっては大変勿体無い話になってしまいますから、それらの持っている価値を十分に引き出すための統計処理用の専門的なツールの議論がこれから重要になり、また、そういった機会が増えてくるような気がします。