日々の寒暖の差が激しく、まるでLSIのヒートサイクル試験を受けているような年ですね、、。皆様いかがお過ごしでしょうか?

いつものバイオの話からちょっと離れますが、圧力鍋でLSIを煮たりするようなプレッシャー・クック・テストといった過激なものが、電子部品の信頼性試験にはあります。

だいぶ昔の話ですが、人工衛星に搭載するようなLSIを設計したことがあり、米軍の規格レベルの信頼性試験をパスするためにこういった試験を私も行いました。

バイオでは、生き物を相手にしているため、一つ一つの耐久性というよりはiPS細胞で議論されているように、大量の細胞群の質を正確に評価して、がん化せず利用出来るような信頼性を見極めるという意味で、今までの製造業の品質管理と異なるセンスが要求されると感じています。

日本が先頭を走るiPS細胞では、ぜひ日本の物づくりの力をこれらに発揮し、良い商品に結び付けたいものです。そう考えると優しい光を当てて観察する顕微鏡など、光検出系を中心とした製品群のこれからの位置づけは重要になると考えております。