残暑、厳しいですね、、。でも、ようやく朝夕などほんの少しですが、涼しさを感じられる時があるようになりました。秋が来るのももう一息と信じて走り回っております。
さて、4月に発表された経産省の技術戦略マップを読み直しておりました。http://www.nedo.go.jp/roadmap/index.html
「創薬・診断分野」で最初に海外の状況との比較があります。米国ベンチャー企業の治験後期~申請中のものの件数が222件あるそうなのですが、対して、日本は5件だそうです(2006年調べ)。
政府の予算規模で比較すると米国が7倍だそうです。したがって、国の研究費では説明のつかない開きがはっきりと出ていますね。
日本では、投資家のバイオ離れが進んでいて、中間段階の資金を調達できないために上記の差が出ているのではないか、という気もしております。
そういう意味では、研究開発着手時から市場に到達するまでの、各フェーズごとにバランスのとれた研究費調達なり、資金調達なりを行えるかどうかがポイントなのですね。しかも、フェーズごとの資金の充足率のようなものの掛け算の結果が、全体の成果を決めると考えれば、上記の「大きな数字の差」もうなずけるような気がいたします。