梅雨明けのニュースも耳に入るようになってきました。
暑い夏がやってきますが、元気に仕事ができればと思います。

話題は変わりますが、生成AIで計算に使うGPU(Graphics Processing Unit)の性能がどんどん上がってきましたね。GPUはもともと、その名の通り、ゲームなどの画面の描画に必要なグラフィックスの計算に使われているものです。

ゲームの直感的なイメージとかけ離れた感じですが、画面を描画するのに、ものすごく律儀な計算式を、これまたすごい並列計算でこなしてくれています。今では、スマホでもCPUの中にGPUも併せ持っていることが多くなりました。処理の分業制で、全体の処理能力を上げてくれていますね。

10数年ぐらい前に、ある物理シミュレーションの計算にGPUを使用して以来、時々利用しています。その時も計算時間を短縮できてとても助かりました。数日かかる計算が数時間でできるって、開発途中の段階では、特に重要ですね。

最近も、統計解析で難しい近似計算を使うのをやめて、実際のデータが豊富にあることを利用して、GPUを使いました。PythonやR言語だけで行う場合の数桁、高速化ができました。短い納期の間に、何回確認と修正できるかが、完成度を上げるために重要だったりします。以前だったら諦めなければならなかったわけですが、技術の進歩で、本当に助かっているなと思う今日このごろです。