ゲリラ豪雨も、線状降水帯も頻繁に耳にするようになりました。日々の気象状態の振り幅がますます大きくなり、大変な時代になってしまった感じがします。
話は変わって、いくつかのプログラムを順番に起動しつつ、ファイルを読み込んで、メニューから設定し、その処理結果を保存する、という作業を数十回繰り返さなければならない場合、どのようにされておられますでしょうか?
もちろん、何度も行わなければならない作業であれば、Pythonなどでプログラムを組んでしまったほうが良いでしょう。でも、1回処理したら、その後はもう使わないかもという場合には、なんとか自動処理で済ませたいな、ということもあるかと思います。
そういった場合、私は、Windows OSの場合は、AutoHotKeyというフリーソフトを使用しています。このソフトは、もともとショートカットキーや特定のキーを別のキーで置き換えて、自分用にカスタマイズするために開発されたソフトなのですが、普通に使用しているプログラムを自動的に操作する機能が後で加えられました。キーボードでの操作を模擬する機能です。
ですので、一旦処理を開始すると、パソコンを専有状態にさせてあげて、キーボードやマウスを使わない状態にしなければならない(使うとフォーカスしているウィンドウが別のところに移るためスクリプトの動きがおかしくなってしまう)のですが、とりあえず夜中に処理させておけば良いというような作業には向いています。
この手のスクリプト作成には、Altキーでメニューを選択することや、Tabキーで順番にフォーカスが移るといった、キーボードからGUIを操作する方法を知っている必要があります。
他にも若干コツが必要で、ウィンドウが開くまでの時間を想定して「起動までに2秒待ってから""Ctrl+O""キーを押して」という感じで、一つのキーごとに、動作に必要な時間を待つようにしなければならない点ですね。
ほぼ毎回キー操作ごとに0.5~1秒とかの待ち時間を挿入しておく必要があります。ギリギリにすると、100回ぐらい繰り替えしている間に、別のプロセスが動いて、規定の待ち時間に入らず途中で失敗することもあります。原始的なやり方ではあるのですが、限定的な用途での効率アップには、必要だったりしますね。