どこへも出かけないゴールデンウィークも終わりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

人の活動が制限されると、お金の流れは血液のようなもので、組織にいろいろと不具合が発生しますね。今回のコロナの件で、私達はいろいろと行動が制限されました。これにより飲食店とかがあんなに厳しくなってしまうというのも驚きでした。

なんとか良い社会的な仕組みがあればいいのにと思ったときに、3年前にフィンランドで、一定の固定給を支払う「ベーシックインカム」の実験がありましたが、こういったときにこの考えが役立つということに気づきました。

当時は、毎月、固定された給与がもらえる価値をあまり理解していませんでした。私としては、やる気のない人が増えそうな漠然とした思いでその実験の情報を見ていました。しかし、今回のようなことが起こると、この仕組は結構使えることがわかりました。

以下は単なる妄想ですが、レストランで働く人達や飲食店企業にベーシックインカムの額を上げて支給し、通常使う側に回る人たちに対しては、外食で使う何割か分のベーシックインカムを減らすとかすることで、見かけ上お金が流れている状態を維持するような仕組みです。

ベーシックインカムによって、人や企業に対するお金の流れがつながっていれば、アーリーステージの企業には手厚く、成長企業からは逆に税金としてマイナスのベーシックインカムを与えるとかできます。今回のコロナ禍のようなときにも、経済のシミュレーションはしやすくなるでしょうね。ベーシックインカム分は、貯蓄されないように紐付きのお金で、期間内に使用するように管理するとかいろいろと考える必要がありますが、仕組みを考えると楽しいです。