今年はあっという間に、桜が咲いて終わってしまった感がありますが、皆様のエリアではいかがでしたでしょうか?
このところ、人工知能のキーワードを見ない日はないぐらい、いろいろなところに使われ始めていますね。私どももいくつか関係しておりますが、一方で、地味な統計解析も重要になってきています。特にいろいろな要素関係を見極めて、それらの因果関係まで探索するような場合は、基礎的な統計解析が重要な気がしています。
それと、意外に役立つのは、組み合わせ最適化です。人間は様々な制約条件を考慮した上で答えを探しますが、すこしでも規模が大きいとなかなか良い答えを見つけることが難しくなります。NP完全という世界で、Nの階乗的に答えの組合せが増えるので、手におえません。
もっとも、そういった良い答えを見つける方法があるということすら普段は意識していないので、コンピューターにその答えを見つけさせようという発想がないのが最もネックです。
実は、少し工夫すると、近似した答えの候補が多数見つけられます。この発想があると、意外と便利です。これから人工知能だけではなく、様々な利用シーンにあった近似的な答えを、手軽に求めて利用できる世の中になりそうな気がしています。