特集
microRNAの制御異常と癌
癌の発症・進展に関わる分子ネットワークの理解からバイオマーカー,治療標的
としての応用へ
●特集
「microRNAの制御異常と癌」
〜癌の発症・進展に関わる分子ネットワークの理解からバイオマーカー,治療標的としての応用へ〜
企画/落谷孝広
・概論―microRNAが制御する多彩な生命現象と癌研究の接点【落谷孝広】
・microRNAの発現プロファイルと癌【間野博行】
・miR-21の発現亢進と発癌―亢進は癌の原因か,結果か? またいかに亢進を抑
制するのか?【原口 健/伊庭英夫】
・癌の薬剤耐性とmicroRNA【竹下文隆/落谷孝広】
・miR-34aの細胞増殖抑制機構と大腸発癌における役割【土屋直人/中釜 斉】
・microRNAの異常と肺癌の分子病態【細野祥之/鈴木 元/高橋 隆】
・癌のバイオマーカーとしてのmicroRNA【黒田雅彦/田中正視/及川恒輔/水
谷隆之/大屋敷純子/大屋敷一馬】
●追悼
がん遺伝子研究のパイオニア・花房秀三郎先生を偲んで【渋谷正史】
●トピックス
■カレントトピックス
・オートファジー関連遺伝子Atg16L1はエンドトキシンによる炎症反応を制
御している【齊藤達哉/藤田尚信/吉森 保/審良静男】
・Notch受容体活性化の場としてのリソソーム様小器官【山田健太/山川智
子/Martin Baron/松野健治】
・食餌制限における低分子量GTPase Rhebの二重の役割【本城咲季子/西田
栄介】
・Rac1によるMR活性促進機構とその腎障害における役割【柴田 茂/長瀬美
樹/藤田敏郎】
■News & Hot Paper Digest
・生物の体の成長と栄養状態をつなぐ分子メカニズム
・ヒト細胞にはじめて見つかったRNAスイッチはVEGFAを制御する
・師曰くフォースはわれらとともにあり―機械的力が化学的シグナルに変換
されるメカニズム
・核内構造の屋台骨
・オバマ政権下のヘルスケア改革
●連載
■クローズアップ実験法
・共焦点レーザー顕微鏡から出力される多チャンネルデータの立体再構成法【大綱英生】
■研究の始め方・進め方・まとめ方【最終回】
・第4回 研究をまとめる【山口雄輝】
■疾患解明 Overview
・グルタミン酸代謝異常疾患としての正常眼圧緑内障【相田知海/武田拓也
/田中光一】
■モデル生物の歴史と展望
・第4回 バイオリソース・ショウジョウバエの歴史と展望―遺伝学研究の最
前線を飛び続ける【山本雅敏】
■ラボレポート−独立編−
・夢をかたちにするために―Marie Curie Research Institute【山野博之】
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