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実験医学別冊 Experimental Medicine
改訂 顕微鏡の使い方ノート
初めての観察から高度な顕微鏡の使い方まで
 出版社  羊土社

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野島 博

第1章 顕微鏡の歴史  野島 博

1 ガラスの発見

2 レンズの発明

3 光学用レンズの作製と望遠鏡・顕微鏡の発明

4 顕微鏡大量生産の時代

5 分解能の限界

6 分解能への挑戦

7 電子顕微鏡の開発

8 走査型プローブ顕微鏡

1) 走査トンネル顕微鏡 2) 原子間力顕微鏡

9 その他の新世代顕微鏡

10 画像記録の進展

第2章 光学顕微鏡

1 基礎知識
坂口一紀

1-1 光学顕微鏡の構成
1) 光学顕微鏡の構成 2) 光学顕微鏡の種類
1-2 光学系の特徴と性能
1) 倍率 2) 実視野 3) 開口数 4) 分解能 5) 焦点深度 6)像の明るさ
1-3 光学系の機能
1) 光学系の構成 2) 照明光学系 3) 観察光学系 4) 接眼レンズ 5) 投影レンズ(リレーレンズ)およびアダプタ
1-4 いろいろな観察法
1) 明視野観察 2) 位相差観察 3) 微分干渉観察 4) 蛍光観察 5) 暗視野観察

2 基本的な取り扱い
横山茂樹

2-1 はじめに

2-2 顕微鏡構成

2-3 使用前の初期調整
1) ケーラー照明の調整 2) コンデンサーの絞り調整法
2-4 顕微鏡操作
1) 基本操作 2) 明視野顕微鏡 3) 位相差顕微鏡 4) 微分干渉顕微鏡
5) 暗視野顕微鏡 6) 簡易偏光顕微鏡 7) 蛍光顕微鏡 8) 検鏡方法切り替え早見表
2-5 顕微鏡使用上のヒント
1) 視度調製法 2) コンデンサー絞り 3) 顕微鏡の能力

2-6 デジタルカメラ撮影

2-7 35mmカメラ撮影

2-8 写真撮影のヒント
1) フィルムの選択 2) 写真の明るさ調整法 3) カラー写真撮影時のQ&A
4) 白黒写真撮影時のQ&A 5) 相反則不軌値(Reciprocity)
2-9 メンテナンス法
1) メンテナンス 2) レンズクリーニングに準備するもの 3) レンズのゴミ除去方法
4) 対物レンズのオイル後始末方法 5) コーティング製品のクリーニング

トラブルシューティング

第3章 蛍光顕微鏡

1 蛍光顕微鏡の特徴
田中隆明

2 蛍光の原理
田中隆明

3 基本的な使い方
田中隆明

3-1 各部の名称

3-2 標本の観察

4 よい像を得るためのポイント
田中隆明

4-1 よい蛍光像とは

4-2 最適な励起法の選択

4-3 迷光を小さくする

4-4 自家蛍光を小さくする
1) 対物レンズの自家蛍光 2) イマージョンオイルの自家蛍光
3) 標本組織そのものから出る自家蛍光
4-5 標本の退色防止
1) 顕微鏡の操作で退色防止を図る 2) 標本への対策で退色防止を図る

5 取り扱いと手入れのしかた
田中隆明

5-1 顕微鏡本体の取り扱いと手入れ

5-2 対物レンズの手入れ

5-3 蛍光キューブ,フィルターの取り扱いと手入れ

トラブルシューティング

6 全反射蛍光顕微鏡について
阿部勝行

6-1 はじめに

6-2 全反射蛍光顕微鏡の原理
1) 全反射とエバネッセント光 2) 全反射蛍光顕微鏡の種類
6-3 全反射蛍光顕微鏡の構成と使用法
1) 全反射蛍光顕微鏡の基本構成 2) 全反射蛍光顕微鏡に適した対物レンズ
3) 全反射蛍光顕微鏡の観察手順

6-4 全反射蛍光顕微鏡の応用例

6-5 全反射蛍光顕微鏡使用上の注意

トラブルシューティング

■ 第4章 CCDカメラを利用した画像処理法  根本隆治 高梨哲弥

1 ライフサイエンス分野におけるCCDカメラ

2 CCDカメラの歴史とその原理

3 CCDカメラを選択する際のポイント

3-1 各種CCDカメラ
1) モノクロCCDカメラ 2) カラーCCDカメラ 3) ビデオカメラ
4) 感度増培機能つきCCDカメラ 5)高速フレーム冷却CCDカメラ
3-2 製品の性能比較のポイント
1) 素子サイズ 2) 量子効率 3) ダイナミックレンジ 4) 冷却温度(暗電流)
5) 読み出しノイズ 6) 転送速度とフレームレート

4 CCDカメラの使用方法

4-1 明視野撮影

4-2 蛍光撮影
1) カラーCCDカメラによる蛍光撮影 2) モノクロCCDカメラによる蛍光撮影
5 CCDカメラを用いたいろいろな画像取得システム

5-1 タイムラプスシステム

5-2 簡易三次元画像取得システム

5-3 染色体画像解析システム

1) カリオタイプ 2) M-FISH 3) CGH

トラブルシューティング

6 セクショニング光学顕微鏡(Delta Vision)による三次元画像解析

6-1 はじめに

6-2 デコンボリューション技法の原理

6-3 構成

6-4 操作法

6-5 応用例

1) タイムラプス計測機能 2) パノラマ計測機能 3) 定量分析

トラブルシューティング
■ 第5章 共焦点レーザースキャン顕微鏡  石館文善

1 共焦点レーザースキャン顕微鏡とは

1-1 共焦点レーザースキャン顕微鏡の特徴

1-2 共焦点レーザースキャン顕微鏡によるイメージング

2 共焦点レーザースキャン顕微鏡の原理

3 2D(シングルスライス)像の作成

3-1 操作を始める前の注意

3-2 システムのセットアップ
1) 対物レンズ 2) レーザー,フィルター 3) ピンホール
3-3 操作の概略(単染色試料の観察)

4 操作の詳細

4-1 試料の状況を双眼鏡筒で確認する

4-2 スキャン時のチェックポイント
1) シングルセクション(2D)の場合 2) 3D,4D,タイムラプスなどの場合

5 ノイズの少ないきれいな画像を作る

5-1 多重蛍光染色

5-2 3D(立体再構築像の作成)

5-3 4D(3DのTime Series)

5-4 2D時系列

5-5 試料を大切に

5-6 画像劣化の諸要因

6 CLSMのさまざまな使い方

6-1 非蛍光プローブ

6-2 反射干渉検鏡法

6-3 レーザーモードによる透過光像の作り方

6-4 共焦点蛍光像と透過光像との合成

6-5 多彩なスキャニングテクノロジー

6-6 FRAP

6-7 FRET

6-8 FCS

7 CLSMによるスペクトルイメージング

7-1 スペクトルイメージングの特徴

7-2 スペクトルイメージングの原理

7-3 効果的な使い方
1) 緑蛍光の範囲内で得られる近接した多重蛍光像を分離し画像化する
2) ターゲットの蛍光シグナルから自家蛍光の成分を除く
3) スペクトルが時々刻々と変化する現象をとらえる

7-4 操作上のポイント

7-5 時々刻々変化するスペクトルの解析
■ 第6章 原子間力顕微鏡  八木 明 戸田明敏 猪飼 篤

1 原子間力顕微鏡の原理

1-1 映像化の方法の違いによる分類
1) 接触法(コンタクト・モード) 2) タッピング法(タッピング・モード)
3) 非接触法(ノンコンタクト・モード) 4) 高速原子間力顕微鏡
5) まさつ力顕微鏡 6) 位相映像化法 7) 力学的測定法 8) 延伸法

2 基本的な使い方

3 カンチレバーの選び方

3-1 カンチレバーの種類

3-2 カンチレバーの選択

3-3 カンチレバーの取り扱い

3-4 カンチレバーのチップの切り分け

トラブルシューティング

■ 付録

○各種レンズの用途 ○各種観察法の分類および観察法 ○各社対物レンズ一覧表 ○主な蛍光試薬の励起吸収カーブと特性 ○蛍光の退色防止の例 ○共焦点レーザー顕微鏡に関するデータ一覧 ○エミッションフィルターの機能と吸収スペクトル ○各種カンチレバーとその主要な特性

■ 索引

■ 付録

巻末には,対物レンズの一覧表,蛍光プローブと蛍光キューブの対応表およびレーザー顕微鏡のフィルターの選び方など,初心者が選択に迷うことの多い事柄について,表にしてコンパクトにまとめました.顕微鏡観察をする際に役立つ情報が満載です.


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